『コーポレートサイトの成果が出ない』という悩みをもつ企業は少なくありません。
コーポレートサイトは制作して終わりではなく、運用が本番。たとえ運用していてもしっかり分析して改善していく必要があります。つまり、思うような成果を出すためには『どのように運用するか?』が大きな鍵を握るのです。
今回は、コーポレートサイトの基本的な運用方法から成果を上げるための運用方法、そして専門家に外注する費用まで徹底解説していきます。この記事を参考に自社の運用方法を見直しながら、どうしてもうまくいかない場合は専門家への外注も視野に入れて成果を上げていきましょう。
この記事を読んだらわかること
・成果を出す運用方法は?
・外注する場合の料金相場は?
・外注する際の注意点は?
コーポレートサイトは、企業の特徴を魅力的に伝えながら、目的に適したサイト制作が必要です。
弊社は、初めてコーポレートサイトを作る方やリニューアルを考えている方など、幅広いお客様への制作に対応できますので、お気軽にご相談ください!
コーポレートサイトの主な運用業務
コーポレートサイトで成果を上げるためには、まず以下の4つの運用業務を確実にこなしていく必要があります。
- コーポレートサイトの更新
- お問い合わせ対応
- ドメイン・サーバーの管理
- トラブル発生時の対応
これらの業務について再確認していきましょう。
コーポレートサイトの更新業務
まずはコーポレートサイトの更新業務について解説していきます。
コーポレートサイトには以下のような更新業務があります。
- 情報の新規追加や変更
- ブログなどのコンテンツ追加
- お問い合わせ対応
- ドメインやサーバーなどの管理業務
- トラブル発生時の対応業務
まずは情報の新規追加や変更の業務について説明していきます。
情報の新規追加や変更
はじめに、最新情報を追加・変更していく業務を見ていきましょう。コーポレートサイト公開後、事業を進めていく中で会社の情報は以下のように日々変化していきます。
- 新製品・サービスの追加・リニューアル
- 役員交代
- 会社所在地の変更・追加
- IR情報
- 実績の追加
- FAQの追加
- 採用情報の変更・追加
- 社会貢献事業などの追加・更新
これらの情報は更新されることでユーザーからの信頼を得ることができ、リピーター増加にも役立てることができます。こういった情報更新はHTMLでコーディングしていたり特殊なレイアウトになっているケースも多いため、制作会社に依頼する企業も少なくありません。
ブログなどのコンテンツ追加
また、コーポレートサイトにブログやコラムなどのメディアを導入している場合は、上記の基本情報更新に加えてコンテンツ追加やサイドメニューへの更新情報追加業務が入ります。
ブログやコラムなどのメディアは検索エンジンからの流入経路が増えるため、アクセス数の増加が期待できます。また、社員ブログで親近感を与えたり、コラムなどのメディアでは豊富な有用情報でユーザーに利便性を感じさせることも可能です。
ブログ機能をコーポレートサイト に導入したい場合は、CMSを利用すると誰でも簡単にブログを投稿できるようになるので便利です。
お問い合わせ対応
運用業務では、お問い合わせページからの問い合わせにも対応する必要があります。問い合わせ内容は以下のようなケースが多いです。
- 製品・サービスに対する問い合わせ
- 製品・サービスだけでなく企業に関わる様々なクレーム
- メディアによる取材申し込み
- 採用希望者による問い合わせ
- 取引先からのオファー
また、同じ内容の問い合わせが多いようなら、FAQにその項目を追加したりAIを導入したりしてサイト上で問題解決に繋げる必要もあります。Web担当者だけで解決できない内容などは関連部署に確認する必要もあるので、業務フローを定めるなどしてスムーズに対応できる仕組みづくりをしておくと運用しやすくなります。
ドメインやサーバーなどの管理業務
ドメインやサーバーの契約を制作会社に一任している場合は特に問題ありませんが、自社で契約している場合は管理が必要になります。
コーポレートサイトが正常に稼働している間は当分の間あまり気にする必要がありませんが、契約更新時やサイトに技術的な問題が発生した時、対処が必要になります。特に技術的な問題を放置しておくとサイトやメールが表示されなくなってしまうため、厳重に管理しましょう。
トラブル発生時の対応業務
コーポレートサイトの公開後はサーバーダウンやバグなどのトラブルがつきものです。
サーバー側が問題のケースもあれば、コーポレートサイトのプログラムの問題など、原因は様々です。
このようなトラブルが発生した時は原因をつきとめ、エンジニアチームと相談し機能の改善、追加を行うし必要があります。
コーポレートサイトのアクセスや問い合わせを増やすための運用方法
コーポレートサイトの通常の運用業務について理解したところで、次はアクセスや問い合わせを増やすための戦略的な運用方法を紹介します。
戦略的な運用は企業や外注する制作会社によっても異なりますが、多くの場合以下の2つの方法を使用して集客しています。
- コーポレートサイトの解析・改善・検証
- SEO、SNS、プレリリース、プロモーション(広告)等
コーポレートサイトの解析・改善・検証
コーポレートサイトのアクセス数や問い合わせを増やすためには、まずコーポレートサイトがどのような状態なのかを分析する必要があります。そのためにはGoogleAnalyticsやサーチコンソール、ヒートマップなどのツールを使用して解析・改善・検証を行なっていくのが一般的です。
GoogleAnalyticsでは、アクセス数や流入経路・滞在時間・離脱率・コンバージョン率などが解析可能です。これらによって、どこのページがどのくらい読まれているか?離脱率や成約率が低いかどうか?を分析できるため、改善しなければいけない箇所を把握することができます。
サーチコンソールは検索順位やGoogleへのインデックス登録リクエストなど、検索エンジン対策を強化可能です。どのキーワードで検索エンジンから流入しているのか、タイトルのクリック率などを計測することができます。
また、ヒートマップでは、一つ一つのページでユーザーがどのような行動を取っているか?を解析してくれます。
色で視覚化されているので、一目で離脱している箇所や読み込んでいる箇所を特定できます。
これらのツールを駆使して問い合わせの導線周りや離脱しているポイントなどを分析し、UIを見直すことで問い合わせを増やすことができます。
SEO、SNS、プレリリース、プロモーション(広告)等
続いて、アクセス母数を増やすための具体的な集客方法です。一般的にはSEO・SNS・プレスリリース・プロモーション(広告)などを駆使してアクセス数アップをはかります。特に、プロモーション(広告)以外は無料で施策ができるのでどんどん攻めていきましょう。
SEO対策 | 検索エンジン上位にランクインするための施策 |
SNS戦略 | Facebook・Twitter・InstagramなどSNSを使った集客術 |
プレスリリース | メディアに取り上げてもらうことで集客をはかる |
プロモーション(広告)は全て有料となりますが、以下のように様々な手段があります。
リスティング広告 | 検索結果に表示される |
ディスプレイ広告 | 様々なメディアの広告枠に表示される |
SNS広告 | SNSで表示される広告 |
ネイティブ広告 | 様々なサイトでコンテンツに溶け込んで表示される |
動画広告 | 動画サイトに表示される |
記事広告 | 様々なサイトのコンテンツのように表示される |
業種や目的に応じて、最適な広告手段で集客すると成果アップに効果的です。
運用業務を外注するときの料金相場や注意点
ここまでコーポレートサイトの運用業務を解説してきましたが、忙しい通常業務の合間に行う時間がないといったケースもあります。その際は外注するのが一番の早道です。
しかし、実際に前述してきた業務を外注するとどのような料金相場になるのでしょうか?外注した際の注意点も含めて解説していきましょう。
外注したときの料金相場
まず、制作会社に運用を依頼した場合の料金相場をまとめました。
広告運用代行 | 5万円〜(広告費用は別) |
SEOコンサル | 10万円〜 |
記事制作代行 | 10万円〜 |
これはあくまでも最低相場となりますが、基本的に自社で行う作業を増やして外注に依頼する範囲が少なくなるほど料金は安くなり、反対に外注に依頼する範囲が多くなれば料金は高くなっていきます。
外注するときの注意点
コーポレートサイトの運用を専門家に依頼する場合、契約の際に注意すべき点が3つあります。
業務内容
まずは、業務内容をどこまで対応してくれるかです。
制作会社によって対応できる範囲は様々です。例えば、月に何ページまで更新してくれるか?解析ツールで分析した上で文章や画像を都度改善してくれるのか?サーバーダウンや技術的な問題に対応してくれるか?など、制作会社の得意分野によっても変わってきます。
そのため、外注する際は業務内容を細かく定め、対応してくれる頻度や範囲について制作会社と取り決めておくことが大切になります。
費用・契約期間
次に、費用や契約期間です。
制作会社やプランによって年額制や月額制・定額制なのか成果ベースなのかによっても料金が違います。また、代行してもらう業務によっても料金の決め方が変わってきます。
例えば記事代行であれば、1記事毎に金額設定するのか?文字数で料金が変わるのか?文字数で変わるなら、『何文字何円で、納品日や納品形式はどうするのか?』など、細かいところまで取り決めておくことが重要です。
免責事項
最後に、制作会社と免責事項を定めておくことです。
コーポレートサイトの運用代行は、Web上での会社の信用に制作会社も関わってくるということになります。そのため、例えば制作会社側のトラブルでサイトが表示されない期間があったり、投稿された記事のテキストや画像を巡ってトラブルが発生する可能性もないとは言い切れません。
そういった場合の責任の所在をどうするのか?を事前に取り決めておきましょう。
まとめ:コーポレートサイト運用は目的達成のために行う
コーポレートサイトはただ制作して公開しているだけでは効果を発揮しません。制作やリニューアル時の目的を達成するためには、日々の運用業務や戦略的な攻めの戦略で育てていく必要があります。
せっかく長い制作期間と費用を注ぎ込んで制作したコーポレートサイト。忙しい日々の業務の中でサイト運用に時間をかけるのは大変かもしれませんが、難しい部分は専門家に依頼することも視野に入れながら成果を上げていきましょう!
この記事のおさらいポイント
・通常業務に加えて、成果を出すための2つの業務が必要
・業務が難しい場合は専門家に依頼することもできる
・専門家に依頼する際は重要事項を事前に取り決めておくことが重要
コーポレートサイトは、企業の特徴を魅力的に伝えながら、目的に適したサイト制作が必要です。
弊社は、初めてコーポレートサイトを作る方やリニューアルを考えている方など、幅広いお客様への制作に対応できますので、お気軽にご相談ください!